2020/09/04
SANYOのオーブンレンジを入手@電子レンジで温度調理の道【1】スタート!

こんな感じのオーブンレンジを新たに(中古)入手しました。
今は亡きSANYO製です。
フォロワーさんに変態さんが居るので唯一無二の製品が有る事は知っていましたが、手を出すタイミングってありますよね?
品名:オーブンレンジ
型式:EMO-TS30C
メーカー:SANYO
2010年製
ちなみに
型式:EMO-FS30D
も同じ機能があり、むしろこちらが最終モデルで球数はやや多いかもしれません。
注:それでも、あまり無いのが実態。
いずれ消滅するでしょう。
2010年製であり、今から10年前の製品です。
はぁ?
10年前??
今更??
と思った方良い反応です♪
10年間何も進化していないのです。
むしろコストとの闘いの果てに退化してる・・
SANYOはパナソニックに吸収される直前の数年間は実に本気の電化製品を作っていたのです。
それは機械の設計だけではなく、食材の調理の目線を持っていたのですね。
まさに唯一無二の製品を作り出していたのです!
温度調理!
何を言ってるか?
分からない人は恐らく当ブログを昔から見ている人ではないと思うのでさっさと本題に入ります。
他のオーブンレンジと大きな違いはレンジ機能に温度と時間設定が付いていることです。
電子レンジと言えば旧式だと温める物を入れてつまみを回してタイマーで時間を大体で合わせて待つですよね?
そもそも電子レンジの温度が何度か?知っている人はほぼいない。
しかし、出来上がりは熱くなっている・・何度??何分なら温まるの??
最近では電子レンジでの時短調理も多く見かけるようになりました。
料理研究家なども電子レンジ調理のジャンルに活路を見出しているのではないでしょうか?
注:当方素人なのでビジネスは関係ないので目の前の損得とかどうでも良い。
とにかく自分が興味を持った謎を解く・・それに尽きる。
この分量の材料は一体何度で?何分で調理すればよいのか?
その原理を知りたいのです。
原理を知れば何にでも活用できる筈。
進化しなければならない。
自分自身も世の中も・・意味深

なのでメルカリで送料込み2700円で購入。
実はジャンク品でスタートボタンが押せない品でした。
結構致命的です。あたためが出来ないのですから・・
ですが、他のボタンの解凍などは出来る模様。
まあ、普通に考えてボタン部の接触不良?と考えますね?
でもどうやって直すのか?
実際、前の所有者がこじ開けようとした後が少し残ってました。
修理に出せば大きな金額がかかるのが目に見えてます。
なので普通は簡単には手は出せませんね。
でも出しちゃうんだなぁ~
なんか自信あるんだなぁ~
挑戦したい気持ちが上回るんだなぁ~

注:私は普通のサラリーマンなので特別、電子機器知識に優れているわけではありません。
でも趣味で色々弄る程度でも構造的によく見れば何となくバラしかたは分かるもので・・
注:矛盾してますが素人は真似してはいけません。オーブンレンジは大容量のコンデンサーがある為、電源を抜いても電気が残っています。
あくまでこれは日記です。

意外とバラバラにしないとダメなのねぇ~

近づいてきた~

あたためのスイッチは位置的にSW411であることが分かる。
スイッチに異常はない。

こちらのカバーの押す部分がややへたって位置がズレたのが原因と推定。
位置調整し、適当な物を噛ましてまた組み直して動作確認。

バッチグゥ~!
↑オッサンしか言わない・・
早速簡単なテスト

冷蔵庫にあったもやしを100g
節約で毎日もやし生活をしているのです!
↑自慢することではない!
画像のようにプローブを2カ所。
中心部と外側に置いてみる。
温度ロガーを使って電子レンジの温度を測定してみます。
温度ロガー↓
https://yapparimengasuki.com/blog-entry-1381.html
後から気が付きましたが、一般家庭用でリアルタイムでこの温度帯を測定できるのはこの製品しかないかもしれません。
もうひとつカスタム社のCT-05SDのロガーを持ってますが、こちらは画面表示の数値を設定した時間間隔でプロットしてます。なので熱電対の太さが細いと反応が遅れる。その場合、遅れたままの温度をプロットする。短時間で温度変化が大きい場合は向いてない。
このCT-621は表示自体の反応は遅い、しかし、内部データはきっちり表示と違うリアルタイムの温度を拾っている。
しかし、この製品は生産終了品です。
逆を言うと、この実験は日本でも数人しか出来ないと思われます。
まずはおまかせのオートあたためのスイッチON!

X軸=時間「sec:秒」です。
Y軸=温度(℃)です。
電子レンジの特性で
スタートの瞬間に物凄い速さで急激に温度が上昇してるのが分かります。
恐らく45~50秒ぐらいであたためが終了したのだと思われます。
もやし自体に温度計を指した訳ではないので何とも言えませんが、もやしをセンサーが感知し75℃になった時に終了と判断してるのだと思われます。
いままで散々低温調理器や鍋や炊飯器で調理していたのは一体何だったのだ?
と思わせる驚愕の温度上昇スピード!
これは時短調理に最適です。
そして中心の方が温度上昇が早い理由。
これは遣り甲斐あるねぇ~
謎だらけの電子レンジの探究日記
実験はまだ始まったばかりです。
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